社会保険労務士の平均年収と人気度
社会保険労務士に登録している約30%が勤務社労士となっています。
勤務社労士
勤務社労士とは、会社の給与計算を行う総務部や従業員の採用を行う人事部に勤めている社会保険労務士のことをいい、年収が500万円〜600万円が平均となっています。
そして、資格手当が月1万〜5万円となっています。従業員が存在している限り、成り立つのが総務部や人事部なので、比較的安定している立場にあり、会社をクビになったり、リストラされることが、比較的ないといえます。
独立開業の社会保険労務士
勤務社労士に対して、社会保険労務士に登録している約70%が独立して、開業している社労士となっています。
収入は平均1,000万円となっています。
独立開業の社会保険労務士は、たくさんの会社と顧問契約を結び、会社に代わって、給与計算を行い、社会保険の手続きを行うことで、月々の顧問報酬を会社から貰います。
※会社のコンサルティングにも係る業務まで手助けすることができれば、収入はもっと期待できます。
また、社会保険に関連して他の業務も合わせて、行っている場合が多いです。
例えば、助成金の申請業務です。
助成金とは、返済する必要のない、国から貰えるお金のことをいいます。
これは、会社の経営者にとっては、うまみのあるものといえます。
ただし、助成金を受給されるには、条件があって、人を雇うか、雇い入れる予定があり、労働基準法に従った労務管理(従業員の管理)を行うなどです。
これは、まさに社会保険労務士が手助けするには、最適の仕事といえます。
したがって、社会保険業務を中心として、幅広い業務を行うことができる社会保険労務士は、人気の資格といえます。