合格するためのおすすめの勉強方法

社会保険労務士になるためには、難関の試験を合格しないといけません。

 

試験内容は労働基準法、雇用保険法、国民年金法などについての択一式試験です。

 

択一式試験のみなので、独学でも比較的合格しやすい試験だといえます。しかし試験範囲が広く、内容が複雑で理解しにくいので、予備校や通信教育を利用するほうが確実です。

 

ポイント

書店に行って社会保険労務士試験のための基本書を見ると、とても分厚いことに驚かされます。

 

社労士試験は安全衛生法や年金など幅広い科目から出題されるため、どうしてもこのボリュームになってしまうのです。

 

これを頭から覚え込もうとするのは大変ですし、挫折しやすいものです。そこで、まずはなるべく図表などを多用して読みやすい基本書を選びましょう。

 

そして一度、ざっとで良いので通読してみることです。

 

こうすると、試験で問われる科目全体を見渡すことができ、どこまで勉強すればよいのか、というイメージがわきます。



そうしたら、次は過去問を解いていきます。

ここで大切なのは、過去問の一つ一つの肢(あし)について、「ここが間違っているから誤り」というように、きちんと根拠を持って解けるようになるまで繰り返すことです。

 

単にこの問題は5番が正解、というように暗記しても全く意味がありません。

 

それぞれの肢を根拠を持って正誤判定できるようになれば、どんどん試験で問われるポイントについて正確な知識が身についていきます。

 

そうすれば模試での点数も上がり、このままなら合格できるという自信もついていきます。

 

図表でまとめましょう。

複雑な箇所は自分で図表でまとめると、さらに頭に残りやすくなります。

 

ポイント

過去10年ほどの過去問はすべてマスターしましょう。
つまりすべての肢を自信を持って答えられるようにしましょう。

 

この際、注意すべきなのは、過去問は最近の法改正が反映されていないと、解く意味がない、ということです。

 

そのため、最新の法改正に対応した過去問集を買いましょう。

 

そして、本試験が近づいてきたら、予備校が主催する模試を受けるのがおすすめです。予備校は本試験で出そうな問題を予想して出題してくれますので、これが解ければ本試験も怖くないからです。

 

逆に、模試で解けなかった問題は完璧にマスターしておきましょう。